BTSのJINさん兵役へ！7人揃っての活動再開は2025年？

韓国出身で、今や世界的アーティストのBTS。Dynamiteなどのヒット曲を数多く世に出し、その目覚ましい活躍はまさに右に出る者はいないほどのパワーです。

そんなBTSといえば、最近メンバーのジンさんが兵役義務を履行するため、グループでの活動を当面休止すると発表されたことが記憶に新しいのではないでしょうか。今日は、BTS ジンさんの入隊報告を受け、韓国の兵役制度とともにBTSの兵役事情についても見ていきましょう。

1 BTS ジン兵役へ
- 1.1 BTS ジン所属は「新兵教育隊」か
- 1.2 他のメンバーも順次入隊することが決定
2 BTS 兵役で話題となった韓国の法律「BTS法」とは
- 2.1 世界的スターが法律も変えた
- 2.2 BTS法には賛否両論、終結へ
3 BTS復活は2025年？前後する可能性も
4 まとめ

BTS ジン兵役へ

BTS メンバーの中では最年長で、2022年に30歳を迎えるジンさんが入隊する旨を発表しました。

もともと、韓国の兵役制度は28歳までに開始することが義務付けられています。しかし、大衆文化などの分野で貢献した人は入隊を30歳まで延期することができるのです。世界的に活躍しているBTSはその対象となっており、ジンさんは今年30歳を迎えることから、入隊延期の取り消しを申請。近く軍に入隊することが決定しました。

BTS ジン所属は「新兵教育隊」か

BTS所属事務所が運営するコミュニティサイト上で、ファンから「来月誕生日だけどワクワクしますか？」と聞かれたジンさんは「いいえ」と回答。続けて「最前線になったんです」と、最前線にある新兵教育隊に入隊するよう求められる通知書を受け取ったとみられる発言がありました。

最前線部隊の1つである「新兵教育隊」がある土地は、夏が暑く冬は寒い、とても過酷な環境の中訓練が行われるそうです。寒さに弱いと公言していたBTS ジンさんは、そんな極寒で行われる訓練を目の前に、やや気落ちした様子を見せていました。

他のメンバーも順次入隊することが決定

BTS JINさん入隊を受け、他のメンバー6名も順次兵役義務を履行する方向であると発表されました。BTS メンバーの年齢差は、最大で5歳。1人につき20ヶ月の兵役生活を経て、再度7人揃った形で再出発することになりそうです。

BTS 兵役で話題となった韓国の法律「BTS法」とは

BTS 兵役という衝撃のニュースは、もう1つ世界中を驚かせた展開を迎えました。

先にご紹介した韓国の兵役制度「本来は28歳までに入隊だが、特例で30歳まで延期可能」という兵役法。実はこの法律、別名「BTS法」と呼ばれているのです。理由はもちろん、BTSの前例のない世界的活躍を考慮して可決された法案だからです。

世界的スターが法律も変えた

アメリカのヒットチャートでトップを記録し続けるなど、まさに世界的な活躍を続けるBTS メンバー。

国民やファンからは「こんなに国に貢献しているという点を考慮すべき」と、BTS 兵役免除を求める声が多数上がっていました。これを受け、それまでは入隊延期が認められるのは優秀な成績を収めたスポーツ選手や伝統音楽分野で活躍するアーティストのみだったのが、K-POPにも適用されることになったのです。

BTS法には賛否両論、終結へ

このBTS法の可決には、国民から賛否両論ありました。もともと「兵役義務が免除されるためには、そのかわりに芸術やスポーツ活動を行うこと。それが軍人と同等とみなされる」という定義がありました。この「芸術」には音楽活動も含まれますが、クラシックなどの古典芸能のみで、K-POPは対象外。これに対し、「ピアノなどの伝統芸能なら、地方の小さな大会であっても優勝すれば兵役が免除になるのに、BTSの全米ヒットチャートで”優勝”が対象外というのはズレている」と、BTS法の可決を求める声が多く上がりました。

一方、反対意見が多かったのも事実。「BTSが免除されるなら、世界的にヒットしたイカゲームの出演者や制作陣も免除にならなければおかしい」と主張する国民も多くいました。今回BTS メンバーの入隊が決まったことで、韓国の兵役問題は終結に向かうと考えられています。