『コンクリート』『マザー』も…実話がモデルになった衝撃映画5選

『コンクリート』『マザー』も…実話がモデルになった衝撃映画5選

大きなスケールとダイナミックな世界観で観る人を惹き込む映画。中には、実話 映画化されたものもあり、さらにリアルな世界へ誘われますよね。この記事では、過去に起こった凶悪事件や悲痛な事件をモデルに実話 映画化された作品を5つ、厳選してみました。

あまりにショッキングで、公開が打ち切りになった作品もありますが、気になったら配信サービスやDVDで視聴してみてくださいね。

実話がモデルになった衝撃映画5選

信じられないような事件や出来事がモデルとなり、映画化された作品を見ていきましょう。実際に起こったことを再現するという難易度の高い演技。魅せる役者陣の顔ぶれにも要注目です!

『コンクリート』(2004年)

  • 主演:高岡蒼佑
  • モデルとなった実話:女子高生コンクリート詰め殺人事件

少年法改正への契機ともなった、犯罪史上類をみない残虐な事件をモチーフに作られた実話 映画。その残虐性に、わずか7日間で公開中止になった問題作です。

反社会的勢力の下請けとして働いていた少年たちが女子高生に声をかけ暴行をはたらき、事の発覚を恐れ自宅で監禁。少年らの両親も見て見ぬふりをする中、彼らはとうとう女子高生の命を奪い、遺体をコンクリート詰めにするのです。

『マザー』(2020年)

  • 主演:長澤まさみ
  • モデルとなった実話:川口市祖父母殺害事件

男にだらしない無職の母と、母方の祖母を殺害し金品を奪うという凶悪犯罪に手を染めてしまう息子の歪んだ愛情を描いた実話 映画。少年を助ける術はなかったのか…現代社会の闇に切り込んだセンシティブな作品です。

『八日目の蝉』(2011年)

  • 主演:井上真央
  • モデルとなった実話:日野OL不倫放火殺人事件

不倫相手に裏切られた女が、彼と妻の間に生まれた娘を誘拐するというセンシティブな内容です。娘が4歳のとき女は誘拐犯として逮捕され、娘は両親のもとに帰りますが、女に大事に育てられていた彼女は、生みの親との絆を築くことが難しくなっていました。『八日目の蝉』その後についても注目が集まっていますね。

実際の事件は、不倫相手の家に忍び込んだ女が放火し、2人の子どもが亡くなるという悲痛なものでした。

『葛城事件』(2016年)

  • 主演:三浦友和
  • モデルとなった実話:付属池田小事件

2001年に大阪府で発生した、付属池田小学校殺傷事件の犯人と、加害者家族にスポットライトを当てた実話 映画。横暴な父親、事件を受け自殺する長男(加害者兄)、そして死刑判決を受けた次男と、そんな次男と獄中結婚する女性…さまざまな視点から、凶悪事件の加害者家族を描いています。なお、犯罪が行われる場所については小学校を再現しておらず、地下鉄通路にアレンジされています。

『冷たい熱帯魚』(2010年)

  • 主演:吹越満
  • モデルとなった実話:埼玉愛犬家連続殺人事件

ペットショップ経営の男女が、トラブルになった客を殺害し続けた凶悪事件をモデルにした実話 映画です。舞台はペットショップから熱帯魚店になっており、穏やかで優しい出会いが、徐々に人を犯罪に巻き込み後戻りできなくなっていく、背筋の凍る描写が特徴です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。実話 映画となった作品は多くありますが、中でも特に注目度が高く、現代社会の問題を提議するような実話 映画を厳選してみました。親子関係、恋愛関係…悩みの9割は人間関係だとよくいいますが、それらが歪み切ってしまうと、人の命をも左右するような出来事を招いてしまうのだと、心に響くほど伝わりますね。過激でショッキングな描写も含まれていますので、視聴の際にはくれぐれも注意してくださいね。