電気自動車の【テスラ】社名の由来や背景は?

電気自動車の【テスラ】社名の由来や背景は?

テスラと言えば、世界一の大富豪であるイーロン・マスクが率いる電気自動車の会社がとても有名ですよね。この「テスラ」という近未来的な社名の由来について、みなさんはご存知でしょうか?本記事では『電気自動車の【テスラ】社名の由来や背景は?』と題して、詳しくご紹介していきます。

テスラとは

「テスラ」は、2003年に設立されたアメリカのシリコンバレーを拠点とする自動車メーカーです。電気自動車関連商品等に特化し、革新的な商品を造り出していく企業として注目を集めているテスラですが、実はテスラ 車事業だけの企業だけではないんです。最近では、家庭用バッテリー事業にも乗り出し、石油などの化石燃料に頼らない代替エネルギーの普及という大きな目標を掲げています。歴史のある有名企業が多い自動車産業の中で、テスラは新しい企業で異質な存在といえます。

そんな尖った企業を現在CEOとして率いているイーロンマスクも時代の寵児というべき存在でしょうか。

テスラの由来

2003年7月にマーティン・エバーハードとマーク・ターペニングによって「テスラモーターズ」として設立された企業ですが、この「テスラ」という会社の名前は、セルビア系アメリカ人エンジニアのニコラ・テスラ(Nikola Tesla)に由来します。天才発明家であり、20世紀に大きな技術的進歩をもたらしたニコラ・テスラに敬意を表して、つけられました。ちなみに、テスラのロゴ・デザインもニコラ・テスラが作ったモーターの断面を模しています。

ニコラ・テスラについて

ニコラ・テスラ(1856年7月10日~1943年1月7日)は、19世紀中期から20世紀中期に活躍した天才発明家です。1856年オーストリア支配下の旧ユーゴスラヴィアに生まれたニコラ・テスラは、移民としてアメリカにやってきて、実用的な白熱電球や交流モーターなどの偉大な発明をしました。

現在ではそれほど一般に知られている人物とは言えませんが、エジソンに劣らない(実は、それに並ぶかそれ以上)とも言われるほどの実績を上げています。特に電気や電磁波を用いる技術(テクノロジー)の歴史を語る上で重要な人物であり、磁束密度の単位「テスラ」にもその名を残しています。ニコラ・テスラが遺した技術開発にまつわる資料類は、ユネスコの記憶遺産にも登録されています。

最後に

生前は「時代の寵児」と呼ばれたニコラ・テスラの名を冠する「テスラ」。何か運命的なものを感じるのは、筆者だけではないでしょう!今後も、テスラの革新的な事業に期待しましょう!