プロ野球で通算868本ものホームランを放ち、「世界の王」として知られる王貞治さん。2023年5月で83歳となられる王貞治さんですが、現在はどのような活動をされているのでしょうか。
今回は王貞治さんの現在や、病歴について調査しました。
目次
王貞治の現在は福岡ソフトバンクホークス取締役会長!
王貞治さんの現在の肩書は、福岡ソフトバンクホークス取締役会長というもの。現役時代は読売ジャイアンツの選手として活躍した王貞治さんですが、1995年シーズンより当時のダイエーホークス代表取締役だった根本陸夫さんに誘われる形でダイエーホークスの監督を務めました。ダイエーがソフトバンクに変わった後の2008年シーズンをもって監督を勇退した王貞治さんですが、以降もホークス球団の要職に就き続けていますよ。
球団特別アドバイザーの一面も
2021年10月29日、王貞治さんは球団特別アドバイザーを務めることを発表しました。かねてより時折現場にも出ていた王貞治さんですが、同職に就いて以降はより積極的に監督やコーチ、選手たちと関わるように。シーズン中も球場に姿を現し、試合前に練習している選手たちに指導を行う様子などが見られました。
野球人であれば誰もがリスペクトする「世界の王」、王貞治さんを慕うのは当然ホークスの選手に限りません。2022年の福岡での試合前には、ビジターチームである西武ライオンズの山川穂高選手と打撃論を交わす姿が見られ、別の球団の選手であっても目をかけているようですよ。
キャンプ地にも足を運び、熱心に指導
毎年宮崎で春季キャンプを行うホークス。2023年2月1日に王貞治さんもキャンプ地に姿を現しており、ホークスのキャンプを視察しています。若手打者たち相手に三時間、立ちっぱなしで熱血指導を行ったというニュースも。
2022年には若手選手から個別で指導を請われたという報道もあり、選手達とも良好な関係を築いているようです。まだまだ元気な王貞治さん、野球への情熱も未だ消えていないのですね。
日本プロ野球名球会顧問を務める
また、王貞治さんには日本プロ野球名球会顧問という一面もあります。2000本安打や200勝など、球史に残る偉業を達成した選手達が集う名球会。通算本塁打数を含め多数のNPB記録を持つ王貞治さんは、正に名球会の顧問に相応しいですね。
現在もアクティブに指導などを行う王貞治さん。身体の調子はというと、2018年に行われた「ジャイアンツVSホークスOB戦」というイベントで一本足打法でのスイングを披露しています。当時77歳とは思えない圧巻のスイングに多くのファンが沸きましたよ。
王貞治の病歴は?
現在も精力的に活動し、かなり元気そうな王貞治さんですが、一方で過去に大きな病気を経験しています。
現役時代はプロ一年目に94試合、二年目から引退年までは毎年120試合以上に出場する鉄人っぷりで大きなけがも病気もなかった王貞治さん。しかし、近年はやはり加齢の影響もあってか、病に苦しむことも増えているのですね。
2006年、癌により胃の全摘手術
監督退任前の2006年7月、胃に腫瘍ができていることからチームを離れて休養に入るということがありました。年2回、胃カメラの定期検査を受けていた王貞治さん、そのおかげで胃の上部に生じた癌を発見することができたのですね。
術前診断では粘膜下層までの侵潤、1群リンパ節転移というもの。癌公表から約二週間後に胃の全摘手術を行い、公表の約一か月後に退院しました。
胃癌の再発は今のところ確認されていない
2006年のシーズン最終戦セレモニーで久しぶりに公式に姿を表した王貞治さん。手術の影響もありとても痩せてしまっていましたが、翌2007年の春季キャンプから監督業に復帰しており、再びファンの皆さんに元気な姿を見せていました。
胃がんから現在で15年以上経っていますが、再発などのニュースは一度も確認されていません。
2009年、腸閉塞、堪能摘出手術
2008年シーズンをもって監督を勇退された王貞治さん。翌2009年には腸閉塞、胆嚢摘出手術を行っています。胃癌発覚から三年後ということもあり、転移を心配する声も多くありましたが、球団はこの時点で癌の転移などは見られていないこと、今回の手術が癌とは無関係だということを強調していましたよ。
2009年9月11日ごろに腹部の痛みを覚えた王貞治さん、手術を行ったのはその10日後の9月21日であり、術後の経過も良好だったようです。
2018年、肺炎の症状で入院
2018年の夏には肺炎の症状で約一週間入院していたことが報道されています。とはいえ、この時の肺炎は軽い症状のものだったそうで、入院も「大事をとって」というもの。入院の事実を特に公にすることはなく、「極秘入院」と報道されました。
体調管理や健康診断にとても気を使っているという王貞治さん。普段からの心がけのおかげで病気の早期発見を実現できているのですね。
2022年、コロナウイルス陽性判定
2022年11月12日にはコロナウイルスの陽性判定を受けたことが発表されました。ホークスの秋季キャンプに同行していた王貞治さんですが、発熱の後にPCR検査で陽性が発覚。喉の違和感などの症状も出ていたようです。当初はチームの宿舎で療養、その後大事を取って入院しました。
高齢でのコロナウイルス感染ということもあり心配されましたが、その後無事に回復されました。後遺症などの症状もこれといってなかったと報道されています。
最後に
今回は王貞治さんの現在や病歴などについて調査しました。今は大谷翔平のニュースで持ち切りですが、今でも年齢を感じさせない精力的な活動を見せる王貞治さん。これからも末永く健康で、大好きな野球に関わり続けてほしいですね!