その活躍はもはや野球漫画レベル!二刀流・大谷翔平

2022年1月に、大手医療品メーカー興和の「バンテリン」ブランドとスポンサー契約を交わしたメジャーリーガーの大谷翔平。「健康かつ常に夢に向かって挑戦する姿、ライバルからも尊敬される人柄に共感した」として、同ブランドの大谷翔平 CMにも起用されることが決まりました。

好感度ピカイチ!大谷翔平ってこんな人

CMにも起用されるほど好感度の高い大谷翔平。2021年の新語・流行語大賞で彼に関係する「リアル二刀流/ショータイム」が年間大賞に選ばれました。そんな大注目のスーパースターについて簡単に紹介します。

プロフィール

1994年、岩手県奥州市で元社会人野球選手の父と元バトミントン国体選手の母との間に3人兄弟の末っ子として誕生。

小学2年生から野球をはじめ、中学生時代は父がコーチを務めるクラブチームに所属。その後、地元の強豪校・花巻東高校に進学し、3年生の春に甲子園出場を果たします。

並外れた身体能力と身長193cmの恵まれた体格を生かしメキメキと頭角を現した大谷は、ピッチャーとして先発出場した県大会で高校生最速の160㎞の直球を投げて会場を沸かせました。

卒業後は日本ハムファイターズに入団。当時の日ハム監督・栗山英樹氏に、投手と打者を兼ねる「二刀流」を提案され、現在の大谷翔平のスタイルを確立させます。

2018年、憧れのメジャーリーグに移籍。ラスベガスからもほど近い、ロザンゼルスを拠点とするエンゼルスに入団し、メジャーリーグでも二刀流で大活躍します。

大谷翔平の人柄は?

試合中の様子や報道陣への対応がいつも笑顔で穏やかな印象ですが、彼の人柄についてまとめてみました。

無欲・無頓着

MLBのホームランダービーで獲得した賞金(日本円で約1,500万円)をスタッフ30人に分配。お金に対する欲がなく、周囲の人に対する配慮も完璧です。野球以外のことに対してはわりと無頓着な性格で、ファッションに関しては、最近まで実のお姉さんに服を選んでもらっていました。シンプルなものを好んで身につけるのは、特定のこだわりがないからなのかもしれませんね。

キレイ好き・甘いもの好き

試合後はグラウンドに落ちているゴミを拾うのが大谷流。ロッカーの中も整理整頓されています。また、自分で料理をするほど体調管理には人一倍気をつけていますが、実は甘いものが大好き。高校時代で一番腹の立ったことは「冷蔵庫に入れておいたチーズケーキを勝手に食べられてこと」だそう。このことから、すごく素朴で純粋な人柄であることが伺えます。あの無邪気で可愛らしい笑顔にはこのような人柄がにじみ出ているのでしょう。

超ストイック!大谷翔平のすごさって!?

野球をあまり知らない人にとって「大谷翔平はハンパない!」と言われてもあまりピンと来ないかもしれません。そこで、「二刀流」で活躍することがいかにすごいかを説明していきます。

二刀流のすごさを解説

「二刀流」とは、投手としても打者としても主力として活躍することです。投手と打者のトレーニング方法は他のスポーツかと思うくらいの違いがあり、それぞれの練習メニューをこなすことが不可能に近いのです。この難しさを他の競技・分野で当てはめてみると・・・

  • サッカーでいうところの、得点王がゴールキーパー
  • 陸上競技でいうところの、短距離走と長距離走で金メダルをとる
  • ノーベル物理学賞とノーベル文学賞の両方を受賞

このように、到底無理じゃない!?と思うような難しいことをやってのける大谷翔平は確かにすごいですよね!

野球漫画の作者も驚愕!漫画の世界をも超えていく大谷翔平

世の中には数多くの野球漫画があります。20年以上前の作品「ストッパー毒島」は大谷と同じく160キロの速球を投げる193cmの主人公がプロと対決するストーリーですが、作者のハロルド作石氏は「すごすぎる。大リーグで打ち出した記録は出来すぎていて漫画家がネームを出した時点でボツになる展開」とコメント。また、主人公がメジャーリーグで活躍する「MAJOR」の作者・満田拓也氏は「大谷選手の異次元の活動は創作物では太刀打ちできない」というコメントを出しています。

このように、想定の範囲内を飛び越える活躍は野球漫画の作者たちをも唸らせました。

野球一筋のストイックさ

なぜこんなにも活躍することができるのか。それは、大谷翔平の「計画力」と「向上心」がカギとなります。独自の目標達成表を作成し、事細かに書き込んだ目標を実現するために日々の練習を積み重ねる計画力。また、改善するべきフォームを指摘されると素直に受け入れ、さらに高みを目指そうとする向上心が強さの秘訣となっています。それは野球一筋なストイックさからくるものであり、彼の努力の賜物なのです。

まとめ

今回は、二刀流・大谷翔平のすごさを中心に紹介しました。とても生き生きとした表情で試合をしている彼を見ていると野球が好きで仕方がないという思いが伝わってきます。野球が好きという気持ちは、どんなに過酷な練習やプレッシャーをも乗り越えられる彼の強みであり、一番のすごさではないでしょうか。今シーズンも怪我なく1年を通して、世界を沸かせてほしいですね!