独特な存在感を放つ名脇役として長年親しまれてきた女優・もたいまさこ。しかし近年、テレビやスクリーンでその姿を見る機会がめっきり減り、「もたいまさこを最近見ない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、彼女の代表作や演技の魅力を振り返りながら、もたいまさこを最近見ない理由も含めてご紹介していきます。
目次
もたいまさこを最近見ないと言われる理由とは?
再放送などでもしかしたらもたいまさこの演技を見てる人もいるのかもしれませんが、実はもたいまさこは5年前から女優活動を休止しています。どうりでもたいまさこを最近見ていないはずです。
特に活動休止の発表なども行なっていないようですが、どのような理由で、もたいまさこを最近見ないようになってしまったのでしょうか。
仕事をしたくない
もたいまさこ 最近見ない理由の一つにもたいまさこ自身の女優業への気持ちの変化があります。2021年にWOWOWでドラマ『ペンションメッツァ』が放送されています。もたいまさこはこのドラマの中で、全話に登場する「森の人」を演じています。
この作品を最後に、もたいまさこは女優として仕事をしていません。コロナ禍になる前から、知人には「もう仕事は続けたくない」という気持ちを口にしていたと伝えられています。仕事のオファーはきているのですが全て断っているそうで、女優活動を再開しようという気持ちはないようです。
事務所がなくなった
もたいまさこと言えば、多くの作品に一緒に参加していた女優の小林聡美を思い浮かべる人も多いでしょう。その小林聡美ともたいまさこは一緒の事務所に所属していました。二人が所属していた所属事務所シャシャ・コーポレイションは、1983年に設立しましたが、2024年末に廃業しています。
もたいまさこが女優活動行なっていないことについて、事務所は連絡は取り合ってはいたが、本人の意思に任せていたようです。廃業する理由としては、関係者の話ではスタッフも高齢になり、もたいまさこも女優活動を行なっていないことが理由の一つのようです。小林聡美は、個人オフィシャルサイトを立ち上げ活動を始めているそうです。
体調不良
もたいまさこの関係者の間では、体調がよくないのではと心配する声もあったそうです。実際に、以前に比べてもたいまさこは痩せてしまったこともあり、何かしらの病気ではないかと考えた人もいるようです。
もたいまさこ自身、自分の体調については老眼になったり、若い時に比べたら体が動かなくなったりしているとも漏らしています。しかし、この体調に関してはなるようにならないともお話しされています。
もたいまさこに関して女優の小林聡美は「普通にしてらっしゃいますよ。引退もないです」ともたいまさこの近況についてお話しされています。
出典元:NEWSポストセブン
もたいまさこの結婚歴や夫・子供について
もたいまさこは、1652年生まれの現在73歳で、結婚歴がなくずっと独身を貫いてこられました。「結婚しなくても旦那がいなくても、毎日楽しい」とインタビューで語っていました。結婚にこだわることなく自分にとって一番居心地の良い状態を考えてこられたようですね。
夫や子供を持つことだけが幸せということでもありません。もたいまさこのような自分自身のライフスタイルを大事に生きることに共感する人も多いでしょう。
歳を取っても、ナチュラルに服を着こなすおしゃれなもたいまさこは、無理な若づくりをせずに自分らしくおひとり様の生活を楽しんでいました。
もたいまさこの代表作
もたいまさこはドラマ・映画・バラエティなど様々な作品に数多く出演しています。もたいまさこさんは、独特の存在感を放ち、代わりのいない女優と言える存在です。主演ではなく脇役でありながら、その場の空気を一瞬で変える力があり、静かな佇まいの中に深い味わいを感じさせます。おばさんと言われる役所が多いもたいまさこですが、日常の何気ない仕草や言葉の間にも個性が光り、観客の記憶に強く刻まれる不思議な女優です。
やっぱり猫が好き
もたいまさこの代表作と言えばやはり、コメディドラマ『やっぱり猫が好き』への出演でしょう。マンションの一室を舞台とした設定で、長女役のもたいまさこ、次女役の室井滋、三女役の小林聡美の繰り広げる何気ない会話は、多くの女性たちから共感を集めました。
とりわけ、もたいまさこ演じる長女は、穏やかな佇まいの中に独特のユーモアを漂わせ、派手さはないものの不思議な存在感を持ち合わせていました。
演技派女優たちとの息の合った掛け合いは、即興劇を思わせる自由さと自然さがあり、三人の関係性そのものが作品の魅力となっていました。
出典元:Dent Donald
タンスにゴン
もたいまさこはドラマや映画での活躍に収まらず、CMなどでも存在感を出しています。特に1986年に放送されていた蚊取り線香のCM「タンスにゴン」は日本中で話題になりました。
ユーモラスなちょっと不思議な世界観はもたいまさこの独特な感じにぴったり。
「タンスにゴン」
「タンスにゴン」
「亭主元気で留守がいい」
このシンプルでリズミカルなフレーズが記憶に残り、様々な世代に愛されたCMと言えるでしょう。
出典元:懐かしいTVCMアーカイブス
ALWAYS 三丁目の夕日
『ALWAYS 三丁目の夕日』で、もたいまさこはたばこ屋のおばさんとして登場。自転車で町内を走り回るお節介ぶりは、まるで近所にいそうなキャラクターそのもので、作品にちょっとした笑いと親しみを与えていました。
主人公たちの物語とは直接関係のない場面での登場ですが、なんだかリアリティがある存在。ノスタルジックな世界観の中で光る、もたいならではのユーモラスな魅力が存分に発揮された作品といえるでしょう。
観客にちょっとした笑いと懐かしさを与えるスパイス的な存在でした。
まとめ
もたいまさこを最近見ないのは、ご本人が女優業から距離を置いているためといわれています。それでも唯一無二の存在感と心に残る演技は多くの人を魅了し、もう一度スクリーンでその姿を見たいと願わずにはいられません。